2018年9月11日火曜日

VOICE 82/鍼灸師(東京都・女性)

 わたしは、2013年1月に東京で開催された講習会「刺さずに置くだけの鍼、陰陽太極鍼の極意」に参加し、吉川先生の施術を目の前で体験しました。鍼は刺さずに置くだけ、王不留行(おうふるぎょう)という漢方の種をはるだけで患者さんの身体が変わる。見ているだけでは何が何だかわからず、治療を受けてみたいと思いました。
 
 そこで東方鍼灸院のホームページを拝見し、研修生を受け入れていることを知りました。そして、今回の6日間の短期研修となりました。
 
 まず、驚いたことは専門用語バリバリで吉川先生が治療をしているということです。
経絡や経穴を言いながらの治療は鍼灸の学生でもついていくのがやっとでした。しかし、慣れた患者さんは今日は湧泉が、京骨が気持ちいい…などと話している。
 
 今までの私は、専門用語を使わずできるだけくだいた表現をするものというのが常識でした。しかし、そのまま伝えることで、より患者さんは興味を示し患者さん参加型の治療になるのだなと思いました。患者さんとともに作られている、すごい、すばらしい治療だなと思いました。
 
 この研修の経験を生かしてどんな患者さんが目の前にきても慌てることなく、患者さんとともに作る治療、患者さんの治癒力を高める治療を心がけていきたいと思います。(2015年)

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