2018年9月11日火曜日

VOICE 110/鍼灸師(北海道・女性)

 今回の研修で、特に印象に残ったことが2つあります。1つ目は、「理屈や理論じゃないのよ。効けば、いいのよ。」これまで、沢山の知識を得て、出てきた症状や「ツボ」の意味や体の状態を説明でき、そして多くの経験を積んでこられて吉川先生だからこその言葉だと感じました。
 
 考えてみると、理論や理屈で症状が改善されるわけではなく、目の前にいる人の今の状態をありのまま受け入れ治療する。理論や理屈に縛られていては、見えるものも見えなくなる、吉川先生の治療を見学させていただき、そう感じました。
 
 2つ目は、「こうしてさするだけで、皮膚は何でも教えてくれるの。毎日が不思議の連続よ!!」と嬉しそうにお話しされる吉川先生のお姿。目の前で は、フェザータッチで皮膚感覚を確認しながら、皮内鍼や王不留行で施術を施したのち、再度確認すると、先ほどまで出ていた症状が改善。不思議の連続が何度 も起こりました。吉川先生自身、治療するほど、より活き活きしているようにも感じました。そして、そんな吉川先生のお姿を見ていると、私自身の施術に対す る意欲も上がってきました。
 
 治療院に戻り、スタッフで試してみました。身体が変わると、お互い嬉しいと感じます。今回の研修で、理論や理屈で治療するものではないにせよ、「フェザータッチ」や「経絡の把握」、「東洋医学的知識」など、基礎的なことではありますが学ぶべきものが明確になりました。そして、実際に施術し経験を積んでいきたいと思います。(2018年)

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