2018年9月11日火曜日

VOICE 49/鍼灸師(北海道・女性)

  今回の研修で一番驚いたことは、患者さんやそのご家族の鍼灸に対する認識の高さです。「前回は、肝の辺りがよかったよ」などといった言葉が患者さんや、そのご家族から何度も聞こえてきました。

 どこの経絡に不調があり、どんなツボを使って治療しているのか、などといった具体的な治療内容が、吉川先生の口から次から次へと出てきて、それによって患者さんは、自然に自分の体に興味を持ち、理解し、自分でできるケアや、自宅でのセルフ治療に繋げているのだと感じました。

 前回、東方鍼灸院で研修させていただいたとき、鍼灸の面白さや素晴らしさを感じながら帰ってきたことを、改めて思い出しました。勉強会や講演会に参加させていただくたびに感じることは、吉川先生ご自身が、鍼灸を誰よりも心から信じていて、大好きなのだということです。その想いは、言葉だけでなく全身から伝わってくるように思います。

 たった1日の研修でしたが、私自身、実際に臨床の場に立つ者として、治療時に感じた疑問は必ず一つ一つ解決させて、次に繋げていこうと思いました。なにより、勉強不足を痛感し、また基本的なことからしっかり学ばなければならないと感じました。
 
 日々勉強を重ね、次回研修させていただく時までには、今回よりも少しでもレベルアップした私でいられるように、一日一日の治療を大切に過ごして行きたいと思います。(2012年)

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