2018年9月11日火曜日

VOICE 62/医師(北陸・男性)

 今回ようやく5年ぶりの再訪をすることができました。治療に王不留行を使っているとの話も聞いていたのですが、前回見学時の方法を少し改良したものなのか程度に軽く考えていました。しかし実際に見せていただくと相変わらず進化し続けていることに驚きました。
 
 基本は丁寧な診察で開いている穴を探し出していくスタイルのままでしたが、探す穴の位置、兪穴のライン等々も少しずつ変わってきているようでした。また王不留行でかなりの部分を治療してしまい、鍼をほとんど使わずに治療しているのには正直驚かされました。
 
 吉川先生ほどの実績があれば、あえてそれまで以上の方法を追い求めずとも十分な治療ができる様な気もしてしまうのですが、現状にとどまらずいいものを常に追い求めていく姿勢は相変わらずで、わずか2日間でしたが非常に刺激を受けることができました。
 
 治療のテクニックももちろんですが、現状にとどまることなく真摯に患者さんを治そうとする姿勢や、思い込みではなく素直に体の声を聞いてそれに合わせて治療を模索する姿勢。これらに特に刺激を受けることができた2日間でした。また相変わらず、すべてをオープンに見せていただくことができる研修で大変勉強になりました。機会を見てまた訪れたいとの思いを強くした2日間でもありました。(2014年)

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