2018年11月8日木曜日

VOICE114/理学療法士(北海道・男性)

 2年前に北海道で開催された鍼灸師の学会で吉川院長が披露した「陰陽太極鍼」という実技を見てからぜひ学んでみたい!と思い、今回申し入れをしました。

 自分が陰陽太極鍼を学びたいと思ったのは、刺さない鍼という事で理学療法士の自分でも応用が可能ではないかと考えた事と、何より吉川院長の人柄に惹かれたからです。

 実際に鍼灸院に実習に行きたいという希望を快く受け入れてくれた院長の懐の深さは施術だけではなく実習指導においてもそうで、理学療法士である自分でも理解出来るように分かりやすく教えていただけました。

◎症例1
・症状:長時間座っていると生じる左臀部痛

・アプローチ内容:背部兪穴を確認したところ、右の胃兪に痛みの訴えが強かった。今回の臨床実習で教えて頂いた「臀部の痛みは胃兪を確認すること」という言葉通りの反応が出ていたため、右胃兪の痛みが改善する場所として左側を触診しながら確認し、その部位に「王不留行」を張ると右胃兪の痛みが改善し、左臀部痛にも改善がみられました。

◎症例2
・症状:左腕を腰にまわした際の左上腕外側痛

・アプローチ内容:痛みを訴えている部位が、経絡でいう大腸経であった。今回の臨床実習で学んだ「子午流注」から右の腎経に何か問題があるのではないか?と考え、右の腎経を触診すると「湧泉」というツボに補の反応がみられた。そのため、湧泉に「王不留行」を張り、左腕を腰に回してみてもらうと先ほどまであった左上腕外側痛に改善がみられ、動かせる範囲も拡大しました。

 教えていただいた事を早速臨床で実践していますが、今まで難渋していた患者様が改善されるようになり、あらためて陰陽太極鍼の可能性を実感しております。このように一穴一穴の効果が明確にわかる陰陽太極鍼の理論の確かさを目の当たりにして大変驚き、この治療法をもっと勉強してみたいと思っております。(2018年)

2018年10月1日月曜日

VOICE113/鍼灸師(東京・女性)

 約7年前、鍼の響きが苦手で敏感な私は鍼灸学校時代、目白鍼灸院の柳本先生の鍼灸治療を受け、鍼を刺さなくても効果が出る、刺さない鍼治療、吉川先生の陰陽太極鍼を知りました。資格取得後は元々働いていた治療院が手技メインの為、あまり鍼灸治療をする機会がなく、最近私は独立した為、改めて陰陽太極鍼を学びたいと思い研修に参加させて頂きました。

 吉川先生による患者さんの治療を見学させて頂き、患者さん全員に効果が確実にあり、是非とも習得したいと思いました。また吉川先生と患者さんのコミュニケーションの取り方も含め、とても勉強になりました。基本となる経絡の流れをきちんと把握しなければと思いました。改めて東洋医学をしっかり学び、技術と知識を向上させたく思います。(2018年)

2018年9月11日火曜日

VOICE112/鍼灸師(北海道・男性)

 国内トップクラスの鍼灸師である吉川院長の技術を見学出来る機会という事で伺う前から楽しみにしていました。診療時間前には、緊張している私の心を解すようにお話しをして頂きありがとうございました。吉川院長、スタッフの皆様の暖かさが嬉しかったです。治療を見学させて頂き、驚きの連続でした。
 
 患者様の身体のツボを一つ一つ丁寧に切経をしていき、王不留行又は皮内鍼を貼る、陰陽太極鍼をする。するとバランスが整い患者様の辛い症状が消えて行く。膝の痛みがあり、サークル歩行器を使わないと歩けない患者様に治療をすると自身の身体のみで歩けるようになった症例を聞かせて頂き、その患者様が来院なさった時「確かにスタスタと歩いている!」と技術力と即効性の高さに驚きました。
 
 時には、確実に結果を出す為に数時間をかけて治療をする事も知り、治療家としての責任感の大きさに感服しました。吉川院長は何度も「鍼灸は素晴らしい。凄い。面白い」と嬉しそうに楽しく話していて、鍼灸治療を愛していて信じている事がとても印象に残っています。だからこそ、素晴らしい治療結果を出し続けている事も納得します。
 
 お忙しい時間の合間に丁寧な実技指導もして頂き、本当に感謝しております。自身の未熟な技術と知識を実感し「基本の部分となる所を学び直さないといけない」と意識を締め直す事が出来ました。(2018年)

VOICE 111/鍼灸師(北海道・女性)

 今回で2回目の研修となりましたが、鍼灸の 更なる可能性を目の当たりにしました。吉川先生の治療は患者さんと確認しながら反応を探り、全身の気血の流れを整えていく。患者さん自身その過程で何か体 が楽になってきていると感じ、治療後はそれをより実感している姿がありました。施術者と患者さんが互いにここがツボだと認識し、わかり合えることが陰陽太 極療法の良さなのだと思います。
 
 また、足裏のツボにも驚きました。吉川先生との実技練習をさせて頂いた時、足裏の指の付け根に反応があったので吉川先生に治療して頂いたらその一穴で体の気が流れるのを感じました。治療の流れも丁寧に教えて頂いたので、臨床で活かせるよう練習していきたいと思います。
 
 治療院では刺さずに皮膚に鍼先をあてる治療も行いますが、まだベースにはなっていません。鍼を刺さずに最大の効果を発揮し、リスクも少なくここまで安全な治療法は他にはないと思うのでとても勉強になりました。(2018年)

VOICE 110/鍼灸師(北海道・女性)

 今回の研修で、特に印象に残ったことが2つあります。1つ目は、「理屈や理論じゃないのよ。効けば、いいのよ。」これまで、沢山の知識を得て、出てきた症状や「ツボ」の意味や体の状態を説明でき、そして多くの経験を積んでこられて吉川先生だからこその言葉だと感じました。
 
 考えてみると、理論や理屈で症状が改善されるわけではなく、目の前にいる人の今の状態をありのまま受け入れ治療する。理論や理屈に縛られていては、見えるものも見えなくなる、吉川先生の治療を見学させていただき、そう感じました。
 
 2つ目は、「こうしてさするだけで、皮膚は何でも教えてくれるの。毎日が不思議の連続よ!!」と嬉しそうにお話しされる吉川先生のお姿。目の前で は、フェザータッチで皮膚感覚を確認しながら、皮内鍼や王不留行で施術を施したのち、再度確認すると、先ほどまで出ていた症状が改善。不思議の連続が何度 も起こりました。吉川先生自身、治療するほど、より活き活きしているようにも感じました。そして、そんな吉川先生のお姿を見ていると、私自身の施術に対す る意欲も上がってきました。
 
 治療院に戻り、スタッフで試してみました。身体が変わると、お互い嬉しいと感じます。今回の研修で、理論や理屈で治療するものではないにせよ、「フェザータッチ」や「経絡の把握」、「東洋医学的知識」など、基礎的なことではありますが学ぶべきものが明確になりました。そして、実際に施術し経験を積んでいきたいと思います。(2018年)

VOICE 109/学生(東京都・女性)

 直接先生にお目にかかれて、見学させていただき、治療を受け、更に僭越ながら先生に治療という機会までいただき、惜しみなく資料・プリントまで分けて下さり、本当に有り難く、感謝の気持ちで一杯です。
 
 この様に治療に真摯に向き合い、志が高く、日々研究し進化し続けている、明るくオープンマインドで、愛のある開かれた治療院は他に行ったことがありません。
 
 先生の治療を目の当たりにし、丁寧に患者さんの身体の感覚に寄り添い、次々と魔法のように効果を上げていかれる様は、まさしく奇跡のようでした!それを「ね!簡単でしょ?!」「すぐに誰でもできちゃうわよ~!」と優しく言ってしまう先生こそまさしく素晴らしい存在で、鍼灸界で初めて心から尊敬できる方にお逢いできました。
 
 治療院の中にある、光の中に咲く色とりどりの鉢植えや、切り花達の生き生きとした美しい様は、やはりきれいな気が流れている証の様で、心地よく感じました。(2018年)

VOICE 108/鍼灸師(福岡県・男性)

 私は、40代で体調を崩し、座禅と鍼灸で救われた経験から気に興味を持つようになり、還暦を前に鍼灸師になりました。以来、まがりなりにも気をうかがう治療を心がけてきました。しかしながら、脈診と手掌感覚に重きをおいた診断と選穴、手技には往々にして迷いが付きまとい、治療効果についても術者の納得と患者の受け取り方が必ずしも一致していないことが気になっていました。そのような中、かつて鍼灸学校の図書館で見た陰陽太極鍼のDVDを思い出し、吉川先生の論文やDVDを見返して、この鍼を習得することができたら前述の悩みの多くが解消するのではと思うに至りました。

 私は、鍼灸とは気の流れを整えることで身体が持っている癒す力、つまり自己治癒力が発揮されて治癒につながる治療法であると考えています。一方、いわゆる特効穴に鍼をして特定の疾患を治すという治療法を否定はしないものの、それらに過度に傾斜する事には抵抗感がありました。
 
 その点、陰陽太極鍼はどんな症状に対しても陰陽のバランスを整えてゆくことで、全身の経絡の疎滞を取り除き、気の流れを整える理想の鍼法でした。 いくつかコツはあるものの、特定の疾患に対してそれ専用の治療を行うわけではありませんから、いわゆる難病と呼ばれる病気に罹患した患者さんにも治療を行うことができます。私の研修期間中にも、実際に難病の患者さんがいらっしゃって驚くべき改善をみられていたのが印象的でした。

 陰陽太極鍼の特徴として、異常のある経絡を見つけ出すのに、問診、舌診、脈診に加え募穴診、首回りの経穴の反応、腓腹筋の反応といった患者自身の不快な感 覚を利用していることが挙げられます。そして、それらの不快感が施術によって次々に消失することで患者自身が変化を認識でき、更に特筆すべきは、それらの反応を消し去る過程で患者が申告していた主訴も次々に消えていくと言うことです。
 
 まさに、陰陽のバランス、気の流れが整って自己治癒力が発動された証左だと思います。しかも、その変化のスピードは瞬時で、鍼灸学校時代に「気は一呼吸する間に6寸進む(一日に全身を50周する)」と聞いて「なんて大袈裟な」 と思っていましたが、まさにそう言ったスピード感でした。

 学生時代から「脈診十年」と言う言葉を繰り返し聞かされ暗澹たる気持ちになっていた私には、患者と共に異常のある経絡を探し出し、更に、その経絡上の異常経穴を同じく患者の実感で特定し、補瀉まで判定してゆける治療法は革命的なものに映りました。
 
 六部定位脈診で正経十二経の状態をぴたりと探り当てる名人芸には憧れるものの、十年かかったら自分は何歳になるのか、ならば要穴を中心に十二経全てを触ることは合理的です。この治療法では、古典に書かれていたり鍼灸学校で学んだりした常識的な選穴を覆すような配穴や補瀉が選択されることも有り、縮こまりがちな治療の幅が広がります。更に、施術法もDVD時代から進歩していて王不留行や皮内鍼を貼り付けると言う侵襲のほとんど無いものが中心で、子供や痛みに敏感な人にも受け入れられるものでした。

 私が今回学ばせて頂いたことは吉川先生が長年の研究と臨床の結果から編み出された鍼法のエッセンス部分で、これからまだまだ臨床経験を積まないと使いこなせないことは他の鍼法と同じです。ただ、何がうまく行って何が行かなかったかを自分で把握できたり、治療結果から治療前の脈診や舌診で判定したことの正否 を自ら点検できたりすることは、初学者には大変ありがたい陰陽太極鍼の特徴だと思いました。これからは、少しでも吉川先生の教えを理解できるよう、先生がヒントを得られた古典や最新の書物にも目を通しながら臨床に活かしていきたいと考えております。(2018年)